前回、沙都子の思惑通り“罪滅し編”と同じ展開で間宮リナを殺害したレナは突然現れた圭一が何かに気づいたのでは?と圭一へも殺意を向けました。
実際はレナのためにケンタくん人形を探しに来た圭一でしたが、そこで見つけた雛見沢ダム工事でのバラバラ殺人の記事を読んでいると鉈を持ったレナがうしろに・・“鬼隠し編”のカケラと思わせる展開になりました。
さらに行方不明になったリナの捜索で大石がレナの所へ来た事でレナの中で大石への殺意も?
前回は改心していたリナが結局殺害されてしまいましたが、今回も沙都子が動いている以上は圭一とレナの惨劇は起こってしまうのでしょうか?そして大石は・・今回も前作と旧作を振り返りながら考察していきたいと思います!
※前作と旧作のネタバレが含まれているのでご注意ください
疑心暗鬼
リナを殺害後一人で遺体の処理をしたレナだが、圭一に見られたのか?そんな疑惑を抱えたレナは圭一に不信感を募らせる。『まさか、レナに殺されるとはな』圭一のこの一言がレナの”頑張り物語”を加速させていく
リナの遺体を埋めたレナは普段と変わらん様子で部活をしておるんじゃが、圭一の一言で不安になっていくんじゃ
でも圭一は見ていないんですよね?何で殺されるなんていったんですかね?
部活での話じゃと思いたいが”鬼騙し編”でもレナはゾンビになっておらんし、展開が同じであれば今回も違うはずじゃ・・これは謎じゃな
とはいえ、そのたった一言でスイッチが入るなんて恐るべし雛見沢症候群ですね
遺体が見つからないように埋めた穴を掘り返して更に深く埋めるレナはもはや狂気じゃ
オヤシロ様
オヤシロ様を信仰するレナは竜宮家が掟を破り雛見沢を離れた事で自分への罰が続いていると思い込みオヤシロ様へ許しを求める。綿流し祭当日、圭一とレナの二人は一緒に綿流しに行くが先に戻ったレナは圭一を監視するように『圭一君はどっちなのかな?見たの?見てないの?どっちかな?』と怪しく見つめる
レナのオヤシロ様信仰は健在しておった。前回、大石からオヤシロ様の名が出た時に嫌な予感がしたんじゃ
雛見沢を離れるとオヤシロ様の祟りにあうっていう迷信でしたよね?
雛見沢症候群に発症した事でオヤシロ様信仰も加速しておるようじゃ
前回リナを殺害したのは“罪滅し編”のカケラでしたよね?今回も同じでしょうか?
今回は“鬼騙し編”のカケラのようじゃ
“鬼騙し編”といえば僕としては謎が残るカケラだったのを覚えてるんですが・・
待て待て!つよしが言いたいことは何となく分かる気がするんじゃがその謎は後にしてもよいか?
何でですか?オタ神様何か知ってるんなら教えて下さいよ
そう怒るな!ちゃんと後で教えるから、それより綿流しを終えた後魅音達を探しにレナが先に戻ったのは覚えておるか?
圭一が戻る時に富竹と鷹野が一緒にいるのを見て、圭一が通り過ぎるとそれをレナが怪しい目で見てましたよね?
それなんじゃが・・レナが見ておったのは富竹達ではなく、圭一かもしれん・・リナ殺害を見たのか見てないのか圭一を疑いの目で見ておった
しかし、”鬼騙し編”では間宮リナは出てきてませんよね?
“鬼騙し編”は圭一視点で物語が進んでおった、じゃが今回の“鬼明し編”はレナ視点の物語じゃ
描かれていないだけで、裏ではリナ殺害が起きていたという事ですか!?
そう考えると色々と合ってくると思わんか・・”罪滅し編”は圭一視点での”鬼騙し編”とレナ視点の”鬼明し編”の二つからなる物語のような・・
圭一とレナ
学校に来た大石が圭一を呼び出し話をしている所を見たレナは更に疑惑を深めていく。首を押さえているのを沙都子に心配されその場は誤魔化したが、学校の帰り道『みんなは嘘や隠し事はしてないよな?』という圭一の問いかけにレナは圭一へ不信感を露わにした。そして圭一の家を訪ねたレナは偶然大石と圭一の電話の会話を聞いてしまう
やはり”鬼騙し編”同様、大石が圭一を訪ねてきたぞ、しかもその様子を見ておるレナに沙都子が『首どうかしたんですの?』と白々しいこと言っておるわ
沙都子のサイコ行動にはもう驚かされませんよ!ですが大石の目的は富竹と鷹野の行方についてでしたよね?今回も行方不明になったんでしょうか?
わしの想像じゃが仮に大石が富竹達の行方について聞きに来たとしてもじゃ、【レナは富竹達ではなく圭一を見ていた→富竹達行方不明を知らない→リナについて聞かれている】どうじゃ?そうすると圭一がリナに関する事を大石と話しているように感じんか?
確かに・・しかもレナ視点だと考えるとそう思ってもおかしくないですね
富竹と鷹野が行方不明になっておるかは分からんが、圭一が大石と話した後”鬼騙し編”と変わらず、隠し事をしているしていないでレナと揉めておる
圭一視点では突然レナがキレた感じでしたが、レナ視点で見るとその謎が解けますね
それに今回は圭一がレナに対して不信感を与えるシーンはあまりないのに変わらずレナを恐れておるのに違和感があったんじゃが、レナ視点で描かれておらんだけで裏では鬼騙し編と同じことが起きておるんじゃろうな
止められない惨劇
圭一はレナの目が不気味な物に思えて怖い事を梨花に相談したが『疑うのはレナではなく自分自身』だと梨花は惨劇を防ぐために圭一に助言をする。そう言われた圭一はレナに対しての疑いをなくし圭一の母親から頼まれ家を訪ねたレナを抱きしめる。遠くからその光景を見ていた梨花は今度こそはと安心して家路に着く・・しかし翌日学校へ行った梨花を待っていたのは・・
梨花は記憶を残しておったぞ
羽入の最後の力で得た能力でしたね
そうじゃ、誰が自分を殺したのか記憶が残る事で惨劇を防ぐ事が出来るんじゃ
ですが、今回は梨花ではなく危ないのは圭一です
梨花が圭一にレナの事を相談され助言して、そのおかげで圭一はレナへの恐怖心が消えたんじゃ
では、レナの圭一への殺意さえなくなれば”鬼騙し編”の惨劇は起きないって事ですね
梨花もそう思っておった・・もちろんわしも・・じゃが残念じゃが結局レナが圭一を襲いレナは死んでしまったんじゃ
嘘だ!!
まさにレナの名言『嘘だ!!』と梨花も叫んだんじゃ・・それと、つよしの言っておった謎とは“鬼騙し編”で沙都子と梨花が遺体で見つかったと魅音が言っておった事ではないか?
そうです!それです!何故あの二人が遺体で発見されたのか?誰が殺したのか?です
梨花と沙都子は二人共自殺じゃ・・梨花は惨劇が起きた事でまたループする為に・・そして沙都子はループした梨花を追う為に・・梨花が自分の首と腹を刺すのは地獄絵図のようじゃったが、その後死んだ事を確認する沙都子は本当に鬼のようじゃ
そういえば沙都子が梨花を追いかける条件は梨花が先に死ぬ事でしたね・・謎が解けました、しかし雛見沢の住民はオヤシロ様を恐れてますが本当に怖いのは人間ですよね・・
そうじゃな、今回の“鬼明し編”は”鬼騙し編”の裏物語のようじゃが、所々に出る沙都子の薄ら笑いと友達を平気で殺す沙都子がわしは恐ろしいわい