
東京リベンジャーズはヤンキー漫画という事で数々の暴走族チームが登場します。その中でチームを率いる総長によってチームの特徴も違い仲間から慕われる総長もいれば、威圧感でまとめる総長もいます。人それぞれ想いがあるので抗争が起きてしまうのですが、今回はそんな総長達についてまとめていこうと思います!!※ネタバレ含みますのでご注意下さい
佐野万次郎(東京卍會)
中学生暴走族・東京卍會(東卍)総長は佐野万次郎(マイキー)小学生の時から高校生相手に喧嘩をし、負け知らず『無敵のマイキー』兄・佐野真一郎は黒龍(ブラックドラゴン)初代総長で自分の信念は曲げずどんな強い相手にも喧嘩をする!そんな兄が憧れで兄の時代の様なカッコ良い『不良の時代』がマイキーの理想。しかしマイキーの中には『黒い衝動』という自ら制御出来ない感情があり、その衝動を抑える存在がいなくなると『闇落ち』し凶悪になってしまう
Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

総長と言えばマイキーじゃな!強い、頼れる、優しいの三拍子じゃ!それに小学生の頃から負け知らずじゃからのう

それだけ強いと嫌でも喧嘩売られますね

そんなマイキーは兄の真一郎に憧れておって、不良がダサイと言われておる今の時代に兄の頃の様な、かっこいい『不良の時代』を目指すんじゃ

マイキー自身かっこいいですもんね!叶う気がします

じゃが、そんな兄が東卍創設者の一人、羽宮一虎に殺害されてしまい、そこから『黒い衝動』が出始めるんじゃ

何ですかそれは?

簡単に言うと負の感情じゃな・・マイキーは自分の中に溜め込む性格じゃから、自分では抑えきれん憎しみの感情が爆発するんじゃ

兄を殺した一虎への憎しみ・・ですね

兄の真一郎や妹のエマ、それに幼馴染の場地はマイキーにとってかけがえのない存在じゃったはずじゃ・・なのに真一郎が殺され、場地も死んでしまい、更にエマまで殺されてしまって、その結果闇に飲まれてしまうんじゃ

闇に飲まれてしまったマイキーはどうなったんです?

稀崎に利用され、犯罪組織のトップになって・・12年後の最悪の未来はマイキーの闇落ちが原因じゃ

ですが、タケミチがタイムリープした後は違うのでは?

何度ループしても闇落ちを回避する事ができんのじゃ、それどころが、天竺との『関東事変』後に東卍を解散させておる・・

突然ですね、何かあったんでしょうか?

黒龍を倒した事で頂点になった今解散するのがいいと思ったんじゃろう

じゃが、解散式で『未来を変えるためならこれが1番だろ!?』とタケミチに行っておるんじゃ、まるで未来を知っているかの様に・・

どういう事でしょう?マイキーもタイムリープしているんでしょうか?

稀崎が死んだ今、もしかしたら稀崎に操られていると思っていたが・・黒い衝動で闇に飲まれたマイキーが黒幕の可能性もあるんじゃないかと思っておる
長内信高(愛美愛主)
新宿を拠点とする高校生暴走族・愛美愛主8代目総長・長内信高は格闘技をかじっている為喧嘩は強く、東卍の中で武闘派と言われるパーちんに一才反撃を許さず圧倒的強さで倒す程だが、マイキーには敵わず一撃で瞬殺される。『ケンカが強いだけのバカ』と自認している通り長内は稀崎の口車に乗せられ総長に仕立てあげられいいように利用される。そして稀崎の指示で東卍との抗争を引き起こし、最後には親友の敵討ちでパーちんに刺されその後引退。
Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

長内は強いがバカだったために、稀崎に利用された可哀想な男じゃ

なぜ稀崎に利用される羽目になったんです?

喧嘩が強いから孤独だったんじゃろ、そこに稀崎が漬け込んで総長に仕立て上げ、操り人形にしたんじゃ

この頃からマイキーに固執してたんですか?

パーちんは長内達が友達をボコボコにしたと思っておるが、実は稀崎が指示してやらせ、更に怒り狂ったパーちんを煽って長内を刺させたのも稀崎じゃ・・目的はメビウスとの喧嘩の理由を作る為にじゃ

パーちんは関係のない長内を刺してしまったんですね

2017年の現代で長内が怯えながら言った『あいつ』は稀崎の事じゃ、パーちんが長内を刺す→パーちんの処遇を巡って東卍内部抗争→ドラケン殺害→マイキーに取り入り稀崎が東卍NO.2に・・

見事なシナリオですね・・長内は完全に嵌められた感じですね、その後どうしたんでしょう?

刺された後引退して、大工職人の弟子として働いておる!稀崎とも関わる事もないからやっと自分の人生を歩み始めたんじゃ
半間修二(愛美愛主)
長内が引退後(仮)総長となる半間修二は東卍vs愛美愛主の抗争でパーちんが長内を刺し自首した事で納得していないペーやんと、ドラケンを憎む清水将貴と一部東卍メンバーに愛美愛美と共謀させ、東卍に内部抗争を起こさせた。そんな半間の裏にはもちろん稀崎がいて半間は金魚のフン如く稀崎の後をついていく。
Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

半間は(仮)総長と名乗っておったが、メビウスを利用して東卍と抗争させるためだけに総長になった様なもんじゃ

という事は半間も稀崎の手下で利用されているんですか?

長内と違って完全に利用されておる訳ではない、半間も裏社会でのし上がるために稀崎を利用しておるからのう。じゃが、半間は稀崎の刀じゃと言われておる

では、半間の目的は東卍潰しですか?稀崎と目的が一致したんですね

半間はメビウスを使って、パーちんの件で納得していないペーやんと、ドラケンを憎むキヨマサと一部の東卍メンバーを唆し東卍の内部抗争を仕掛けたんじゃ

稀崎同様やる事が卑怯ですね

じゃが、半間はマイキーの蹴りを防いだり、最終的には息を切らすが互角に戦う強さがある、ドラケンとも互角に戦っておるしのう

東卍NO.1とNO.2と互角ですか!?

互角と言っても長期戦になればマイキーには敵わん

(仮)総長でしたけど、今後どうなるんです?

半間にとっては総長という肩書きなんかどうでもいいんじゃ、内部抗争失敗後にメビウスを捨てて新規チーム芭流覇羅の副総長になっておる
首のない天使(芭流覇羅)
愛美愛主が東卍に負けた後誕生したチームで副総長に半間修二がいるが、総長不在その為『首のない天使』と呼ばれている。総長がいない理由は『血のハロウィン』で羽宮一虎を殺害したマイキーの身代わりを出頭させマイキーを取り入れ芭流覇羅の総長にと稀崎が仕組んだシナリオだった。

新規チームバルハラは特殊で総長がおらん、副総長の半間が仕切っていると見せかけて裏には稀崎がおる

稀崎が総長ではないんですよね?なぜ総長がいないんです?

マイキーを総長にするために立ち上げたチームなんじゃ

東卍を潰してマイキーを手に入れるためだけに作られたと?

マイキーが一虎を殺しそこにつけ入り総長にする目的じゃったが、失敗してバルハラは東卍に吸収されておる

稀崎の狙いが外れたわけですね

いや・・これも狙いじゃ、メビウスが勝てば東卍吸収でマイキーが総長に・・東卍が勝てば参番隊としてマイキーに恩を売る・・どっちにしても稀崎の思う壺じゃ

バルハラ自体がいいように利用されたってことですね
佐野真一郎(黒龍)
初代総長・佐野真一郎は自分の信念を決して曲げずどんなに強い相手とも喧嘩するが喧嘩は弱い、しかし高いカリスマ性を持ち真一郎を慕う不良達が集まる。そして黒龍は弟・万次郎(マイキー)に継いでほしくて残したチームだった。

真一郎は喧嘩は弱いが、天性のカリスマ性で仲間から慕われておったんじゃ

そのカリスマ性はマイキーにもありますよね

マイキーにとっては兄であり憧れの存在じゃ、兄弟が生まれ持った才能じゃな

しかし、兄が作ったチームにマイキーは入らず自ら東卍を作ってますよね?

真一郎はマイキーに継いでほしかったが、当時の総長斑目にマイキーの友達の一虎がちょっかい出されてのう、真一郎に相談したら『お前の為に残したチームだから』と好きにさせたんじゃ

作った黒龍が潰されるかもしれないのに器が大きいですね

そうなんじゃ、しかも真一郎はエマの兄で施設に入っておった黒川イザナとも会っておってのう、イザナにとってはかけがえのない存在じゃった

家族想いで、仲間に慕われて、しかし総長が代わっているので引退しているんですよね?何してるんですか?

バイク屋をしておったんじゃが、バイクを盗みに入った一虎に殺されてしまってのう、そこからマイキーとイザナの因縁が始まるんじゃ
黒川イザナ(黒龍・天竺)
黒龍8代目総長・黒川イザナはマイキーと真一郎の異母兄、エマの実兄とされていたが、本当はフィリピン人の女性と父との間の子供の為佐野兄弟そしてエマとも血の繋がりがなかった。慕っていた真一郎に『黒龍はイザナとマイキーに継がせたい』と言われ精神を壊しマイキーを憎む、そして黒龍引退から3年後、『極悪の世代』と呼ばれる凶悪なメンバーを集結させ横浜を拠点にし力で幹部さえ逆らえない絶対的王として天竺初代総長としてチームをまとめる。

イザナは“S62世代””極悪の世代”とも呼ばれておる、そして真一郎に心酔し過ぎた結果マイキーを憎む事になったんじゃ

黒龍はマイキーではなくイザナか継いでますよね?憎む理由が?

マイキーへの嫉妬心じゃな・・黒龍総長になったが、精神を壊したイザナは極悪集団に変えてしまって、その後引退しておる

引退したという事はもう関わらないのでは?

3年後にマイキーを潰すために”天竺”を創設するんじゃ

血は繋がってなくても真一郎に憧れる二人が対立するのは悲しいですね

自分を1番に愛してほしかったんじゃろうな、兄弟と思っていた誰とも血の繋がりがなかった事、黒龍が自分ではなくマイキーの為だった事、それらがイザナを変えたんじゃ

天竺の総長になる事でマイキーを倒し自分の支配下に置きたかったんでしょうか?

真の目的はマイキーの精神を潰し自分と同じ孤独を与える事じゃ

何だか切ないですね・・真一郎が生きていればもしかしたら違う関係になってたかもですよね

生きていても嫉妬心は変わらんからのう、じゃが強さもマイキーと互角じゃから潰すとまではいかなくともいいライバルになっとったかもしれんのう

イザナはもちろん東卍を狙ってくるんですよね?どうなるんですか?

マイキーに負けると焦ったイザナが銃で狙ったんじゃがそれを天竺四天王の鶴蝶が止めたんじゃ・・それを見た稀崎が邪魔だと思い、鶴蝶を銃で撃ってのう・・庇ったイザナが亡くなるんじゃ
斑目獅音(黒龍)
9代目総長・斑目獅音は羽宮一虎に絡んだ事で東卍が創設され、たった6人のチームに斑目率いる黒龍は潰された。その後天竺へ加入し天竺四天王となるが『関東事変』でペーやんに一撃で倒される。

正直、斑目に関しては何もない

黒龍の総長ですよね!?

そうなんじゃが、イザナが斑目に総長を託されたまではいいが、一虎にちょっかいを出した為にたった6人の東卍に潰されておるからのう

それは・・不憫ですね

それでも天竺へ加入後、東卍襲撃の前線におったから弱い訳ではないんじゃろうが、まっ相手が悪かったんじゃな

マイキー率いる東卍隊長クラスですもんね

じゃが、”関東事変”ではタイマン勝負でペーやんに瞬殺されとるぞ!

えっと・・黒龍総長が必ず強いというわけではないですよね!因みにその後はどうなったんです?

関東事変後は首謀者の一人として逮捕されておる
柴大寿(黒龍)
少年院から出所した乾青宗が黒龍の復活を宣言し、九井から紹介されたのが柴大寿、だが認めていない乾は大寿にタイマン勝負を挑み敗れる事で10代目総長として迎える。10代目総長・柴大寿は東卍弍番隊副隊長の八戒の兄。圧倒的な強さで黒龍を復活させ、イザナの時代で凶悪化していた黒龍を更に凶悪なチームへと変貌させ、父子家庭で躾だと称して弟の八戒と妹の柚葉にも暴力をふるっていた。『聖夜決戦』でマイキーに倒されると引退しした。

大寿は責任感が強いが故に力で制するしか出来ん不器用な男なんじゃ

強さはマイキーとどっちが強いんです?

それはマイキーじゃ!じゃが、タケミチや三ツ谷、弟の八戒では歯が立たんくらいの強さじゃ

大寿はマイキーと因縁があるように思えないんですが、なぜ抗争に?

大寿は弟の八戒と妹の柚葉に暴力を振るっておってのう、三ツ谷が『八戒を黒龍に渡す代わりに柚葉を解放しろ』と交渉して和平協定を結ぶんじゃ

協定が結ばれたなら安心のはずですよね?

八戒が大寿を殺すのを阻止したいタケミチにはこの協定で行動ができんくなって、そこに稀崎が声をかけ八戒を止める為に手を結んだんじゃ

えっ、何故稀崎と?絶対裏切るじゃないですか

その通りじゃ、稀崎と半間が大寿を足止めしている間に八戒を説得する予定が・・はなっからそんな気なかった稀崎によって呆気なく裏切られ大寿と戦う事になるんじゃ

稀崎なんて信用するから・・

結果、和平協定の意味がなくなり、到着したマイキーに大寿は倒されるんじゃが、教会外にいた黒龍メンバーはドラケンが片付けておってそれを見て戦意を失って黒龍を引退するんじゃ
花垣武道(黒龍)
11代目総長・花垣武道は大寿によって凶悪化してしまった黒龍を初代総長佐野真一郎の頃の黒龍に再興したいと願う、乾青宗(黒龍・特攻隊長)によって、真一郎の面影があるタケミチに『11代目黒龍総長を継いでくれ』と懇願される。タケミチは戸惑いながらも東卍壱番隊隊長に兼任しながら11代目総長となった
Ⓒ和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

まさかのまさかじゃが、タケミチが黒龍11代目総長になったんじゃ

本当にまさかですね!何がどうしてそうなるんですか?

元東卍の武藤に乾と九井とタケミチが拉致され、二人を助ける代わりに九井が天竺へ加入したんじゃ、それを助けたい為に乾はタケミチに『黒龍11代目総長を継いでくれ』と懇願したんじゃ

しかし、タケミチは東卍壱番隊隊長ですよね?東卍をやめるんですか?

いやいや、辞めはせん、乾に壱番隊へ加入する事を条件に引き受けて、東卍壱番隊隊長と黒龍総長を兼任するんじゃ

泣いてばかりいたタケミチが総長にまで昇り詰めるなんて想像してませんでしたよ

わしもじゃ!今後、黒龍総長としてどんな活躍するのか楽しみじゃな